その1 人生実りの「秋」に感じる「夏」との違いは、「幸せな時間を過ごす」が「お金を稼ぐ・節約する」より優先度が高いことでした。
知人#1の事例です。
定年後シニア社員として働いていましたが、 昨年あるきっかけで社員をやめて一区切りつけました。
1年間いろいろな時間を過ごしてみて、 気持ちがきりかわってきました。
それまでの気持ちと大きく変わったことの一つが、 お金に対する考え方のようです。
「幸せな時間を過ごす」が「お金を稼ぐ、節約する」 より優先順位が高そうだ。
・ 1年間収入はほぼ夫婦の年金しかなかった。 収入と支出を超概算10万円以下四捨五入で集計してみたら
なんと、 基本的生活費と年数回の近場の旅行はまかなえているではないか!
・ 人生の「夏」 60歳までに頑張ってやって来た銀行の残高を増やすことで、 ちょっと安心感は増えるが、
直接「楽しい時間」はどうも増えないことに、 1年たって気がついた。
・ 幸せな時間を増やすためには、 どうお金を活用するかを考えないダメだ。
これは投資と同じで、知恵と小さな決断が必要みたいだ。
はじめに 60歳頃からの20年間は「人生実りの秋」、感謝しながら収穫を楽しみ、次にも備える季節です。
人生を20年ぐらいに区切って四季にたとえてみます。 それぞれの20年を皆さんはどうたとえますか?
私はこう考えています。
・誕生から20歳頃までは「冬」。春の芽吹きに備えて、 基本となる土作りをしっかりやる季節です。
・20歳頃から40歳頃までは「春」。 いろいろな芽が出て上に向かって伸びていく季節です。
・40歳頃から60歳頃までは「夏」。最盛期です。 それぞれ個性を出してどんどん大きくなっていく季節です。
・60歳頃から80歳頃までは「秋」。実りの秋です。 感謝しながら収穫を楽しみ、次の冬にも備える季節です。
私も「人生実りの秋」に入りました。 いろいろ見聞きした事例、やってみた事例を、 ここでご紹介していきたいと思います。